こんにちは。 NAO ( @NAO_BLOG_ac ) です。
今回は、22卒理系大学院生の筆者が就活遍歴を振り返りたいと思います。
23卒以降で、特に理系就活を考えている学生には、就活の流れ・進め方をつかむのに参考になるかと思います。
私が修士1年生になった2020年4月から就活を終了した2021年4月の約1年間を、4つに区切って時系列で紹介します。
まずは結論から。興味が持てれば詳細を読み進めていただけると幸いです。
目次
1Q:2020年4月~2020年6月
- リクナビ等のナビサイトの情報解禁 (3月)。
- ONECAREER等の情報サイトにも登録! (紹介記事)
- 就活用のGmailアドレスを用意しよう。就活サイトからのメールは全部そこに集約。
- 5月から夏インターンの申し込みが活発化。ES・Webテストの対策を。
【4月】
3月にマイナビやリクナビの登録が解禁されたのでそれには登録をしました。
また、ONECAREERやLabbaseなど、紹介経由で登録するだけでAmazonギフト券をくれるサイトにも、お金欲しさに登録しました。
ギフト券目的で登録した割には、内定者のES (エントリーシート) や過去の面接でされた質問が掲載されており、自分がESや面接対策する際に非常に参考になったので、これらのサイトは結構おススメです。
あと、就活終了後にこれらのサイトに自分のESを提供すると謝礼にギフト券が貰えます。
筆者もそれなりにお小遣い稼ぎをさせて貰いました。
登録でギフト券が貰えるサイトについてはこちらの記事☟にまとめてあります。
筆者の経験上、リクナビやONECAREER等の上で紹介したような就活情報サイトに登録するときは、就活専用のメアドをGmail等で作成してそれで登録することをおススメします。
本当にとんでもない量のメールが来るので (1年で大体8000通)。
一部大学のメアドじゃないと登録できないサイトもありますが、メールの受信先は登録後に別途で設定できるので、すべて就活専用のGmailで受けるように設定しましょう。
【5月・6月】
夏のインターンシップの申し込みが活発になります。
周囲の友人が続々申し込みをしているのを見て、筆者も焦りを感じて活動を始めました。
インターンシップに申し込む際も、志望理由やインターンシップでやりたいことなどを記入する必要があります(ES)。
これらは本選考のESを書く際のたたき台にもなるので、真剣に考えて書くことをおススメします。
上で挙げたONECAREERというサイトがインターンESを書く際の参考になりました。
あと、ESの他にもSPIや玉手箱といったWebテストも課されました。
つまり、インターンに参加するにはESとWebテストの両方をクリアする必要があります。(本選考も同様)
Webテストについては、筆者は面倒くさがって最後まで対策しなかったのでアドバイスはできません。
ただ、周囲の友達は下のような本で対策をしていたようです。不安のある人はちゃんと対策をした方が良いと思います。
2Q: 2020年7月~2020年9月
この時期は説明会やインターンシップが多く、業界研究や企業研究をするには良い時期だと思います。
幅広い業界を見ておいて、冬に志望業界を絞り始めるのが良いと思います。
【7月・8月】
この時期は自分はインターンには参加しませんでした 。
代わりにオンラインの企業説明会に多く参加し、業界・企業研究をやりました。
この時期はまだ業界を絞り込むには早すぎるため、少しでも興味を持った会社の説明会には参加した方がよいです。
また、業界研究・企業研究という観点では、業界地図や就職四季報が役に立ちました。
業界内の企業の関係や立ち位置、ざっくりとした年収や福利厚生を調べるのによいでしょう。
特定の会社の雰囲気や年収を調べるという意味ではOpenworkという口コミサイトも面白いです。
【9月】
1Qで申し込んだインターンに参加し始めました。
筆者は3社のインターンシップに参加しました。
コロナ禍ということもあり、すべてオンライン形式で行われました。
内容としてはグループワークで取り組むものがほとんどで、企業担当者による課題説明を受けた後に少人数のブレイクアウトルームに分かれ、グループの人と協力して課題に取り組む形式でした。
来年以降は対面でやるか分かりませんが、オンラインの場合はグループワークが多いと思っておいてよいでしょう。
3Q: 2020年10月~2020年12月
- 企業説明会やインターンシップが多い。たくさん参加して業界・企業研究をしよう。
- 外資系をはじめ、この時期から選考が始まる企業がある。受けて就活を有利に進めたいところ。
- オンライン面接では、資料を画面共有をして研究紹介させられることがとても多い。
- 修士以上は自分の研究について簡潔な説明をできるようにすること。
この時期もインターンシップが盛んにあります。
また、外資系等はこの時期から早期選考を始める企業もありました。
面接の練習台として外資系等の選考が早い企業を受けてみるのもおススメです。
【10月・11月】
この時期はオンライン・対面合わせて3つのインターンシップに参加しました。
ここのインターンシップが起点となって本選考・早期選考に進んだ企業もあります。
また、インターンシップ・企業説明会に参加した人しか本選考に案内しないという企業もありました。
この時期もまだ企業研究・業界研究のための時間でよいと思います。
この時期に筆者は、外資系メーカーの1次・2次選考を受けました。
結果は不採用でしたが、その面接の感想もこちらの記事に残してあります。
初めての本選考の面接で緊張はしましたが、本命の面接に向けた良い練習となりました。
本番の雰囲気で練習したい人は、選考の早い外資系企業で練習するのもおススメかもしれません。
【12月】
業界を絞り始めつつ、前月同様にインターン等に参加しました。
それと並行しながら、早期で選考を開始していた日系メーカーK社の1次選考を受けました。
前月に受けた外資メーカーと同様にオンラインでの面接でした。
22卒は就活にかかわるすべてのイベントがオンラインで完結する初めての世代かもしれませんね笑
面接では、自分の研究について画面共有をしながらプレゼンする時間がありました。
就活を通して、特に修士以上の学生は研究について聞かれる機会がとても多いので、簡潔に説明できるように練習をしておくべきです。
あと、きれいな説明資料を用意しておくと面接で役に立ちます。
4Q: 2021年1月~2021年4月
- 本選考に向けた会社説明会が多くなる。必ず出席を。
- 早期選考で内々定を貰っておくと、安心感を持って後の就活を立ち回れる。
- エントリーシート・Webテスト対策を万全に。
- ES添削は周囲の信頼できる人間に頼もう。
SNSに出没するWebテスト代行業者やES添削屋を頼るな。 - 本選考経験のない人は、必ず事前に面接対策をしましょう。ぶっつけ本番ダメ。ゼッタイ。
- 4月末には大体の学生が内々定を貰えている。
【1月・2月】
本選考前のインターンはここが最後のチャンスです。
1月以降は本選考に向けた会社説明会が多くなります。
多くの企業で会社説明会の出席を本選考エントリーの条件にしているので、必ず出席をしましょう。
例年、3月1日から本選考のエントリーが解禁となります。
2月末までにエントリーする企業を決め、ESやWebテストの対策を始めておくべきでしょう。
また、早期選考を行っている企業からこの時期に内々定を貰えていると、3月以降本格化する就活を精神的余裕をもって攻略できます。
筆者は1月にK社の2次選考を受け、内々定を1つゲットすることができていたため、非常に精神的余裕が持てました。
【3月・4月】
3月に一斉に就活をスタートすると勘違いをしている学生もいますが、早期選考を行っている企業も少なくないため、実はそれなりの人間が内々定を持っています。
エントリーシートとWebテストが本選考における最初の関門となります。
これを通過できないと面接にすら進めないので、ONECAREER等の就活サイト(紹介記事)やWebテスト対策本でしっかり準備をしてから臨むとよいでしょう。
提出前に友達や大学のキャリアセンターの人に添削してもらうのも良いと思います。
ただ、Twitter等にいるWebテスト代行業者や、エントリーシート添削屋を決して頼らないように。
前者は違反行為ですし、後者もあまりよい噂を聞きません。(近鉄HDの件とか)
いい歳こいてSNSで就活生を相手にする大人が信用できますか?
頼るなら身の回りの信頼がおける人にしましょう。
無事ES・Webテストを通過できるといよいよ面接です。
大まかな質問内容等はONECAREER等を覗いてみると載っていることが多いです。
対策の参考にするとよいでしょう。
筆者は早期選考で場数を踏んで面接に慣れましたが、これまで本選考の面接を受けてこなかった人は、大学の就職支援課等が行っている面接対策も活用するべきでしょう。
インターンの面接で慣れているつもりでも、対策なしでは失敗します (筆者の体験より)。
繰り返しになりますが、理系修士の学生はしっかり自分の研究ついて話せるようにしておきましょう。
4月末には大体の人が内々定を1つは持っています。
筆者も4月に本命の企業から内々定を貰えて就活を終了しました。
まとめ
以上時系列でポイントを紹介してきましたが、その中でも筆者が強調したいことを下に短くまとめます。
皆さんがそれぞれ希望通りの進路に進む一助になれば幸いです。